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2026-07-15

ビフィズス菌G9-1と乳酸菌KS-13による猫の腸内環境改善作用を確認

大正製薬株式会社[本社:東京都豊島区 社長:上原 茂](以下、当社)は、Bifidobacterium bifidum G9-1(ビフィズス菌G9-1)およびLactobacillus acidophilus KS-13(乳酸菌KS-13)の継続摂取により、猫の腸内菌叢が変化し、それに伴って腸内腐敗産物および便臭が低減することを明らかにしました。これらの結果から、両菌株の継続摂取は猫の腸内環境を改善し、健康維持に寄与する可能性が期待されます。

本研究成果は、2026年7月12日に開催された日本ペット栄養学会第27回年次大会にて発表し、優秀発表賞を受賞しました。

◇ 背景
乳酸菌やビフィズス菌等のプロバイオティクスは、「十分量を摂取したときに宿主に有益な効果を与える生きた微生物」と定義されており、腸内環境の正常化に寄与し、健康維持や疾病予防への効果が期待されています。人の健康に関するプロバイオティクスの研究は多数報告されている一方で、猫の健康に対するエビデンスは十分であるとは言えません。
そこで本研究では、プロバイオティクスとしてビフィズス菌G9-1および乳酸菌KS-13を健康な猫に摂取させ、それらが腸内環境に与える影響について検討しました。

◇ 研究成果
【研究成果1:ビフィズス菌G9-1および乳酸菌KS-13 は猫の腸内菌叢を変化させた】
健康な猫にビフィズス菌G9-1および乳酸菌KS-13を56日間継続的に摂取させ、摂取前後における腸内菌叢の変化を評価しました。
その結果、摂取前と比較して56日後において腸内菌叢の有意な変化が認められました(図1)。

【研究成果2:ビフィズス菌G9-1および乳酸菌KS-13は腸内腐敗産物および便臭を低減させた】
腸内環境の悪化等に関与する腸内腐敗産物は、糞便中の臭気成分の一部であり、主に腸内細菌によって産生されます。その中でも、アンモニアやパラクレゾール等は血中に移行することで様々な臓器に悪影響を与える可能性が示唆されています。
糞便中の腐敗産物濃度を測定した結果、アンモニアおよびパラクレゾールの有意な減少が認められました(図2)。また、糞便の臭気スコアは14日後から56日後まで有意に低下し、便臭の継続的な軽減が確認されました(図3)。

◇ 研究成果のまとめ
本研究において、ビフィズス菌G9-1および乳酸菌KS-13の摂取により、猫の腸内菌叢が変化し、それに伴う腸内腐敗産物の減少および便臭の軽減が確認されました。これらの結果から、両菌株の継続摂取は、猫の腸内環境を改善し、健康維持に寄与する可能性が示唆されました。
当社では、今後もプロバイオティクスや腸内菌叢に関する研究を進め、生活者の皆様と、その大切な家族であるペットの健康で充実した生活の実現に貢献してまいります。