EDUONE Pass

2025-11-19

心臓病・呼吸器疾患の犬猫を支えるため、一都三県でペット用酸素室配達の実証実験がスタート ~ 藤沢市の地域企業と福祉団体が、在宅ケアの課題解決に挑む ~

~ペットタクシー事業者×福祉団体が連携し、動物医療のラストワンマイルを補完~

寄稿者:わんだにゃー株式会社

高齢化や疾患により“在宅療養”を必要とする犬猫が増える中、自宅でのケアを支える新たな取り組みが広域で始まります。
藤沢市に拠点を置く わんだにゃー株式会社 ( https://wan.da-nya.com/ )と、ペット用酸素室レンタルを行う 一般社団法人いきいきプラザ( https://ikiikiplaza.jp/ )は、一都三県(東京・神奈川・千葉・埼玉)を対象に、ペット用酸素室を自宅へ配達するサービスの実証実験を開始しました。
呼吸器疾患・心臓病・老齢性疾患などで通院が負担となるペットに向けて、
獣医師の治療方針のもとで自宅療養を続ける犬猫が、より安心して過ごせる環境づくりを支援することを目的としています。

《ニュース概要》
■ 増加する在宅療養ペットの課題
犬猫の平均寿命は年々延びており、家庭どうぶつ白書でも高齢期における心臓病、気管虚脱、慢性呼吸不全といった慢性疾患が多く報告されています。これらの症例では、自宅での安静や酸素環境の確保が求められるケースも増え、在宅療養を支える体制の重要性がこれまで以上に高まっています。

一方で現場では、
・酸素室の受け取りや設置が難しい
・移動の負担から通院回数を減らす家庭がある
・通院時や急変時に頼れる移動手段が少ない
といった、飼い主が孤立しやすい課題が浮き彫りになっていました。

■ 地域連携で課題を解決する新しいモデル
今回の取り組みは、こうした在宅療養の課題に対し、「自宅に酸素室を届ける支援」と「通院・移動の負担を減らす支援」を地域で一体的に補うためのモデルとして実施するものです。
ペットタクシー事業を展開するわんだにゃー株式会社と、ペット用酸素室のレンタルを行う一般社団法人いきいきプラザが連携することで、機材の手配から移送支援までを一つの流れで対応できる体制を構築しました。
これにより、
・自宅療養に必要な機材が確実に届く
・通院が難しい状態の犬猫でも酸素室と共に移動ができる
といった 在宅療養のラストワンマイルを地域で完結できる仕組み が整います。
また、この取り組みは動物病院との連携強化にもつながり、今後の動物医療・動物福祉における新たな協働モデルとしても期待されています。
通院すらつらい犬猫の不安を抱える家庭に対しても、“地域で支える在宅ケア体制” として大きな安心につながることが見込まれます。

■ 実証実験の内容(3サービス)
実証では、以下のサービスを組み合わせて効果や安全性を検証します。
① ペット用酸素室の自宅配達
酸素室本体の配送から設置補助、回収までを一貫してサポートします。
操作方法については、電話や動画通話を用いて一般社団法人いきいきプラザが遠隔で確認・説明を行います。
※テスト段階では、設置作業の主体はお客様となり、わんだにゃー株式会社は運搬と設置補助を担当します。

② 機材単体の輸送サービス
酸素室の故障時の交換、家庭間の移動、再設置など、機材のみの輸送が必要なケースに対応します。

③ 酸素投与が必要なペットの移動支援(酸素室付き送迎)
通院・入退院・夜間移送など、呼吸状態に配慮した移動が必要な犬猫の送迎を行います。
車内に酸素室を搭載し、できる限り負担を軽減した移送を行います。
※酸素室のレンタル契約・使用説明は一般社団法人いきいきプラザが窓口です。
そのため、酸素室付きの送迎をご希望の場合は、事前にいきいきプラザで酸素室の契約を済ませたうえで送迎をご依頼ください。
※ペット用酸素室は医療機器ではありません。必ず獣医師の指導の下、適切にご使用いただく必要があります。

■ 実証に込めた想い
▶わんだにゃー株式会社
代表取締役 沖野 真記
「私たちはこれまで、ペットの移動に悩むご家庭や、通院すらつらい状態の子たちを数多く見てきました。
“苦しい状態のまま長時間移動させたくない”“夜間の急変にどうしても対応できない”という声を聞くたびに、動物の命を守る移動インフラを、地域にもっと広げなければならないと感じていました。
今回の連携は、そうした現場の課題に真正面から向き合う取り組みです。
動物が苦しむ時間を少しでも減らしたい。そのために、私たちの強みである “移動の負担を軽くすること” を在宅療養にも活かし、ご家庭・動物病院・福祉団体と連携できる仕組みを整えました。
ペットが安心して過ごせる環境づくりは、地域全体で支えるべきものです。
今回の実証は、動物医療と移動支援がつながる新しい形を藤沢から生み出す第一歩だと考えています。」

▶一般社団法人いきいきプラザ
代表理事 稲村 隆行
「「ペットちゃん用の酸素室」 聞いたことはあるけど自分の仔はまだ大丈夫、又は飼い主様が酸素室について知っている方は少数です。ペットちゃんが心臓病や肺水腫を患っていたり、老犬の呼吸不全や術後のリカバリーとして、動物病院で酸素室レンタルを勧められることがあります。そこで初めて必要だと知り、どこから、どのような酸素室をレンタルしたらいいのか...慌てる方も多いはずです。事前に予備知識があるだけで飼い主様は慌てず対応できるはずです。
 この度ペットちゃんの送迎を行っているペットタクシー わんだにゃーさんと連携し、酸素室の存在を少しでも多くの方に知ってもらうことで、酸素室をもっと身近に感じていただき、借りる手段の裾野を広げられれることにより、飼い主様の不安を取り除くことができればと考えております。」

■ この取り組みが持つ意義
今回の実証により、以下の価値が期待されています。
・在宅療養の質の向上
自宅で過ごしたい犬猫に、安定した酸素環境を確実に届けられる体制を構築。
・通院負担の軽減・支援の強化
呼吸がつらい状態でも、移動の負担を最小限にした通院・入退院サポートが可能に。
・動物医療における地域連携モデルの創出
動物病院・福祉団体・移送事業者が連携し、在宅療養を地域で支える仕組みを実証。
・飼い主と動物双方のストレス軽減
「届けてもらえる」「安全に運んでもらえる」環境が、精神的負担を大きく削減。

特に、“酸素室の配送”と“移送支援”を一体化した本格的な運用モデルは、全国的にも事例が少なく、非常に注目度の高い取り組みです。

■ 今後の展開
実証期間中は以下を検証し、正式サービス化を目指します。
・一都三県における需要動向
・輸送時の酸素濃度・温度管理
・ドライバー教育・安全基準の整備
・動物病院・福祉団体との連携拡大
また今後は、動物病院や福祉施設との連携をさらに広げ、夜間の緊急送迎や、動物医療・動物介護の現場を支える移送支援など、ペットを取り巻く多様な課題やニーズに対応できる地域体制の構築を進めてまいります。

■ 会社概要
【わんだにゃー株式会社】
所在地:〒252-0815 神奈川県藤沢市石川6丁目3番地の27
代表者:代表取締役 沖野 真記
事業内容:ペットタクシー事業(動物専門の送迎・移動サービス)
公式サイト:https://wan.da-nya.com

【一般社団法人いきいきプラザ】
所在地:〒252-0807 神奈川県藤沢市下土棚1745-1
代表者:代表理事 稲村 隆行
事業内容:ペット用酸素室・福祉支援事業
公式サイト:https://ikiikiplaza.jp/