私たちの暮らしの中で、犬や猫をはじめとする動物は、かつてないほど身近な存在になっています。いまや犬と猫の飼育頭数を合わせると、15歳未満の子どもの人口を上回るともいわれる時代です。

では、なぜ人は動物と一緒に暮らすのでしょうか。

「かわいいから」「家族として迎えたいから」「そばにいると癒やされるから」。理由は人それぞれですが、動物との関わりがもたらすものは、単なる気分転換にとどまりません。人の心や身体、そして周囲とのつながりにも、さまざまな形で働きかける可能性があります。

ここでは、動物と人との関わりが生み出す作用を、「心理的」「身体的・生理的」「社会的」という3つの側面から考えてみます。